ふっと頭に浮かんだ映像は、忘れてしまわないようすぐにスケッチをする。
そのひらめきの瞬間は、きっと何かのきっかけであり、すごい偶然が重なって、脳細胞の中でつながった瞬間だと考える。
ひらめきの重なりと”もしも”の世界をとことん追究し、コンピュータによって表現する。

昔から受け継いできた古典を表現するだけでなく、今までにない創造性を追求する前衛的な書道、墨象。
墨に色を混ぜたり、ユニークなフレーズを加えるなど、リズム感あふれる作風で書の道を追求し続ける。

アフリカやアラスカなどへ出向き、動物や植物を自分の眼で見て観察したりスケッチするジョウ・ナイトウは、精密な写実主義とハイパーリアリズムを信条とし、レイ・ヨーキー・ウッドソン美術館（アメリカ・ウィスコンシン州）主催の「バード・イン・アート展」の日本人として二人目の入選者でもある。

歴代の駐日ギリシア大使が驚嘆する程ギリシア神話に対する造詣が深く、また作品が持つその芸術性、美しさに大使も心を打たれたという。
神話研究者としても世界的に活躍しており、氏が作成した｢神々の系図｣は3000以上の神々を網羅し、幅1.5ｍ×長さ10ｍを越える膨大なものとなっている。

その確かな技術と表現力が注目され、1999～2001年には映画「ファイナルファンタジー」マットペイント&コンセプトアート制作に携わる。
キリンコンテンポラリーアウォード‘92入賞をはじめ、エボリューションデザインコンテスト入賞やSKIPクリエイティブヒューマン大賞最優秀賞受賞等、数々の賞を受賞